代表取締役 長瀬大輔

【当たり前は当たり前ではないという事】

昭和、平成、令和と移り行く時代の中で常にある"当たり前の感覚"は一日で覆される。

更に言えば、一瞬で当たり前が当たり前ではなくなってしまう事も珍しい事ではありません。

この"当たり前の感覚"は私たち一人ひとりの物心がついた頃から今日まで少しずつ変化しています。

日々の変化として大きく変わっている印象はありませんが、ふと以前とは全く異なる環境へ変わっている事に気付き、驚きを感じることもあります。

ここ近年では様々なハラスメントが問題となっていますが、人によっては自分の感覚が当たり前だと勘違いをし、かたくなに押し付けている事もあると聞きます。

現代においては、人としての在り方・考え方・マナー、そのものが向上している中、この"当たり前の感覚"をスタンダードとせずに、自分の意志で変えていく事が良き環境へ繋がる第一歩だと私は考えます。

飲食の業界は未だ悪いイメージが付きまとっている事が多いです。長時間労働、休日の少なさ、低収入、パワハラなど、もしかしたら未だにそういった企業も中にはあるかもしれません。我々はその"当たり前の感覚"を覆し、従業員の人生にもプラスを生み出していける企業を目指しております。会社=人、従業員の満足がサービスに繋がり、お客様の満足、笑顔に繋がっていくと考えています。

~ お客様、従業員、企業 全ての価値の実現へ ~ その言葉に全てが詰まっており、飲食業界全体のイメージに革命を起こす、火種となっていきます。

現在、串カツ田中は国内全体で300店舗以上あり、世の中では串カツ居酒屋として認知してもらっているかもしれませんが、弊社がフランチャイズ(以後FC)契約をした10年前は直営店舗が5店舗しかありませんでした。

そんな中、当時お客として出向いた串カツ田中方南町店で、一品毎の美味しさ、そしてコストパフォーマンスに感動し、ぜひFCとして参画させてもらいたいと思いました。

その高鳴りを抑えきれず、すぐに後日連絡をし、串カツ田中貫社長と田中副社長にFCの概要を説明して頂き、話は順調に進み、私自身が長く住んでいた方南町の店舗を串カツ田中FC第一号店として、2012年12月に再オープンさせて頂く事が決まりました。

この店舗が弊社としてのスタートとなりました。

現在、弊社の店舗は梅ヶ丘店と千歳烏山店が加わり、3店舗となりました。地域のお客様、そして信頼できるスタッフのおかげで今日まで10年間、営業を続けて来る事ができました

しかし、まだまだここからです。当初から携わってくれている従業員、新たな従業員と全員で一丸となり、さらなる拡大を行い、飲食業界にさらに深く根付いていく計画で行動している最中です。

新業態の設立も視野に入れており、近い未来に新たな風が吹かせます。

しかし、どのような業態をしようが、どこの店舗であろうが、当時、自分が受けた感動をお客様にも感じてもらいたい、そしてその事に喜びを感じ、同じように感動できる人間でありたいと、その志だけは一切ブレることなく、常日頃から全員に共有しております。

串カツ田中は世の中の皆さんからして、よくある串カツ居酒屋、つまりは当たり前のような存在になれたのではないでしょうか。

もちろんFC一号店から携わらせて頂いている私からすれば、その当たり前は当たり前ではなく、特別な感情や今までの想いが詰まった大切な業態であり、お店です。

一人ひとりの異なる"当たり前の感覚"を大事にしつつも、それを停滞させずにしっかりと進化していけるような環境、これこそが私の目指す理想の会社への第一歩だと考えています。

今後も新しい"当たり前"に出会う事でたくさんの刺激を受け、会社を今よりもより良いものにしていきたいと思います。